高欄は泥台の上にあり、乗り子が太鼓を叩くために座る囲いのことです。
高欄を支える斗組の間には、腰組彫刻が取り付けられています。
新調屋台の腰組彫刻は、明治34年の南之町屋台新調時の幕図柄である「富士の巻き狩り」となっております。


明治34年屋台新調時の幕(富士の巻き狩り)
※富士の巻狩り(ふじのまきがり)とは、建久4年(1193年)5月に源頼朝が多くの御家人を集め、
富士の裾野付近を中心として行った壮大な巻狩のことです。
富士の巻き狩りをテーマとした腰組彫刻
漆塗後の腰組彫刻
腰組彫刻の四隅には四神が取り付けられています。
朱雀
青龍
白虎
玄武
屋台に取り付けられた四神